
(画像:クラフティア)
クラフティアは10月21日、同社など6社が出資する静岡県富士宮市の「富士山バイオマス乾式メタン発酵プラント」が、同日運転を開始したと発表した。
出資者は、クラフティアのほか、鴻池組、静岡ガス&パワー、ビーエイブル、富士バイオテック、KSバイオマスエナジー。プラントの開発と運営は鴻池組が手掛ける。
事業は、6社がそれぞれ出資する2つの合同会社が担う。朝霧バイオガスが乳牛糞などを原料にバイオガスを製造し、朝霧バイオパワーがそのバイオガスを燃料にコージェネレーション(熱電併給)システムで発電して、FITで売電する。
プラントは富士バイオテックの敷地内にあり、独・BEKON製のバッチ式乾式メタン発酵設備を採用した。発酵後の残渣は堆肥化し、エネルギーと肥料を地域内で循環させる。発表によると、バッチ式乾式メタン発酵設備の導入は国内初という。
経済産業省の事業計画認定情報によると、朝霧バイオパワーの発電所は、KSバイオマスエナジーが2021年度にFIT認定を取得した出力550kWのバイオマス発電設備とみられる。同年度のバイオガス発電のFIT価格は39円/kWhで、調達期間は20年間だった。
FITを活用したバイオガス発電所としては、ほかにJFEエンジニアリングとJERAが2025年5月に北海道札幌市で完成させた1.9MWの案件や、東京エネシスが熊本県合志市で計画する1.6MWの発電所がある。