
(画像:大林組)
北海道電力は8月6日、北海道小樽市で出力580MW「石狩湾新港発電所」2号機を着工したと発表した。同発電所は、LNGを燃料とするコンバインドサイクル発電方式の火力発電所で、2030年度の運転開始を予定している。
同発電方式は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせるため、蒸気タービンのみを用いる方式に比べて発電効率が高い。
2号機は、初回となる2023年度の長期脱炭素電源オークションで551.2MWの容量確保契約を獲得した。同社は2026年2月、当初計画していた569.4MWから580MWへ出力を引き上げるとともに、着工時期を2027年5月から2026年8月へ前倒しすると発表していた。
石狩湾新港発電所では、569.4MWの1号機が2019年2月に運転を開始している。3号機は出力580MWで、2024年度の長期脱炭素電源オークションで2号機と同等の容量確保契約を獲得した。2030年5月に着工し、2033年度の運転開始を予定している。
石狩湾新港発電所は、北海道電力にとって初のLNG火力発電所で、石炭火力を中心としてきた同社の火力発電における燃料転換の先駆けとなった。3号機まで完成すると、3基の合計出力は約1,729MWとなる。
一方、同社は2026年1月に、ガス事業への本格参入と、苫小牧地域におけるLNG基地とLNG火力発電所の開発を発表している。電力需要の増加と脱炭素化に対応するため、泊原発の再稼働や洋上風力の導入拡大を進める方針だ。あわせて、石狩LNG基地との連携により、苫小牧と石狩の2拠点でLNGを供給する体制を計画している。