
(画像:ユーラスエナジー)
ユーラスエナジーホールディングス(以下、ユーラスエナジー)は10月21日、東北電力と折半出資するSPC(特別目的会社)の福井くにみ風力を通じて、福井県で最大出力33.6MW「福井くにみウインドファーム」の建設工事を、9月28日より開始したと発表した。運転開始は2029年3月を予定している。ユーラスエナジーグループにとって、北陸エリアで初の風力発電所となる。
同発電所は、Vestas製で出力4.2MWの風力タービンを9基設置する。定格出力は37.8MWだが、系統制約により連系出力は33.6MWとなる。EPC(設計・調達・建設)は戸田建設が担当する。
経済産業省の事業計画認定情報によると、本案件は2020年度に、新設の陸上風力を対象としてFIT価格18円/kWhで認定を取得している。
環境影響評価手続きは、SBエナジーが2019年10月に開始した。「配慮書」段階では、出力4.3MW程度の風力タービンを12基設置し、最大出力を51MWとしていた。2021年1月に「方法書」を提出したのち、2023年6月に福井くにみ風力が事業を承継した。
エネハブが取得した商業・法人登記情報によると、同社の設立も同月で、2025年7月31日には東北電力が業務執行社員として参画した。
2023年8月に提出した「準備書」では最大出力を37.8MWに縮小し、「評価書」でもこの規模を維持した。2025年5月に環境影響評価書の縦覧を開始し、手続きを完了した。なお、SBエナジーは2023年4月にテラスエナジーへ社名変更し、現在はユーラスエナジーの傘下にある。
東北電力グループが2026年2月28日時点で開発および参画中の陸上風力は、本案件を含め13ヵ所となる。同社は最大14.4MW「新能代風力発電所」を2021年12月に運転を開始している。
一方、ユーラスエナジーのウェブサイトによると、同社が国内で手掛ける風力発電所は、2026年11月2日時点で運転中が40ヵ所・計1,204MW、建設中が8ヵ所・計236MWとなっている。2026年10月には、福島県天栄村と西郷村で計画する最大103.2MW「(仮称)板小屋山風力発電事業」の環境影響評価手続きを開始した。