
ホクエナジーが設立したSPC(特別目的会社)のサステナブルエナジーパーク1号は10月9日、青森県六ヶ所村で計画する出力120.2MWの水素専焼火力「第一発電所」について、環境影響評価方法書を経済産業省などの関係行政機関に提出した。縦覧期間は、2026年10月9日~11月9日。
同発電所は、出力43.1MWのガスタービン2基と33.9MWの蒸気タービン1基を組み合わせたコンバインドサイクル方式を採用する。燃料の水素は、敷地内で液化アンモニアを分解して製造する計画だ。
事業実施区域はむつ小川原港の168.5haで、隣接する海域約77.9haを含む。このうち、アンモニア分解設備と発電設備の設置予定地は29.1haとなる。着工時期は公表されていないが、工事開始から試運転までに約5年半を要する見通しだ。
「環境影響評価法」では、出力112.5MW以上150MW未満の火力発電所は第二種事業に当たり、手続きの初期段階である計画段階環境配慮書の提出は義務づけられていない。第一発電所も「配慮書」を作成せず、「方法書」から手続きを始めた。
同発電所は、2025年度の長期脱炭素電源オークションで落札された水素専焼火力2件のうちの1件である。もう1件は、CEF H2が福岡県大牟田市で計画する出力149.9MW「(仮称)有明H2パワー発電所」で、石炭火力「三池発電所」2号機を水素専焼火力にリプレースする。CEF H2は2026年8月に同発電所の「方法書」を公表している。
ホクエナジーは英・Hoku Infrastructureの日本法人で、水素とアンモニアのサプライチェーンの構築を手掛けている。