山梨県企業局、大月市で152kW深城第二発電所が運開、既設発電所の放流水を活用

2026年8月5日
深城第二発電所は深城発電所の放流水を活用
(画像:山梨県)

山梨県企業局は7月31日、大月市で小水力の出力152kW「深城第二発電所」の運転を開始したと発表した。県営29番目の水力発電所となる。

小水力発電所10ヵ所程度の迅速な開発を目指して2013年度に開始した「やまなし小水力ファスト10」では、7番目の案件となる。

同発電所は、既設の340kW「深城発電所」の放流水を活用し、未利用の落差エネルギーで発電する。最大使用水量は毎秒1.0m³で、年間発電量は992MWhを見込んでいる。発電した電力はFITにより売電し、得られた収益の一部は県の重要施策へ活用する計画だ。

県企業局は深城第二発電所を含め、合計29件・120.9MWの水力発電所を保有している。最大は1963年に運転開始した20.3MW「野呂川発電所」である。このほかの再エネ電源では、小規模太陽光発電設備も5件・約1.1MW保有している。

県営水力を巡っては、パルシステム電力、地球クラブUPDATERの3社が県企業局の水力発電所5ヵ所・計42.5MWを共同で落札し、2024年4月から2027年3月までの3年間、固定価格14.41円/kWhで購入する契約を締結している。当時の発表によると、年間約150GWhを調達しているとみられる。

また、2026年3月には県営の1.9MW「藤木発電所」について、2027年度の容量市場追加オークションに参加するためのアグリゲーターを選定する一般競争入札を実施し、JERA Crossが約1,350万円で落札した。県企業局はFITや相対契約による売電にとどまらず、容量市場への参加など様々な方法により、県営水力の安定収益の確保を進めている。

電力市場に関わる最新のニュースをメールで毎週受け取りたい方は、ぜひエネハブのニュースレター(無料)にご登録ください。

系統用蓄電所トラッカー

国内で公表されている500件以上の系統用蓄電所プロジェクトに関するデータにアクセスできるトラッカーサービス。各案件の事業者、アグリゲーターなどのステークホルダーや設備の詳細情報など、実務に役立つ情報をご覧いただけます。

コーポレートPPAトラッカー

国内で公表されている800件以上のコーポレートPPA契約をデータベース化し、発電事業者、小売電気事業者、需要家などの情報をまとめ、契約単位毎に詳しい情報にアクセスできるようにサービスをご提供します。

その他の電力市場最新ニュース

エネハブでは、公表されている蓄電所コーポレートPPA詳細を簡単にアクセスできるデータベースサービスを提供しています:

エネハブでは、公表されている蓄電所コーポレートPPA詳細を簡単にアクセスできるデータベースサービスを提供しています:

月次レポート

電力市場&市場トラッカーのサンプル(過去号の完全版)をご希望の方は以下のフォームよりお知らせください。メールでお届けします。