
テスホールディングス(以下、テスHD)は3月27日、連結子会社のテス・エンジニアリングが高沢産業から系統用蓄電所の設置工事を受注したと発表した。同蓄電所は福岡県直方市に建設され、出力は2.5MW/8.9MWhで、2027年6月の完成を予定している。
設備は、HUAWEI製の4,472kW蓄電池システム2基で構成され、高沢産業が運用事業者となる。納入後、テス・エンジニアリングがメンテナンスを担うほか、24時間遠隔監視を実施する予定である。
高沢グループは、2014年に初となる大規模太陽光発電所(出力:1.6MW)を長野県伊那市で開発し、これを契機に売電事業へ参入した。同太陽光発電所は、テスHDとアイビックサービスが共同で設備を開発・納入した。その後もメンテナンスを通じて両社は関係を維持している。
鉄鋼・建材商社である高沢産業は、経済産業省のデータによると、茨城県や長野県で太陽光発電所9件・合計出力6.8MWdc/5.8MWacを保有しており、いずれもFITのもとで運転している。
テスHDは持株会社としてTESSグループを統括。系統用蓄電所事業では、用地開発からファイナンス検討、EPC(設計・調達・建設)、O&M(運用・保守)までをすべて内製化している。同社は2030年までに、累積施工容量700MWの達成を中期目標として掲げている。直近では、芙蓉総合リースが保有する福岡県の太陽光発電所に併設する蓄電池や、東京センチュリーの徳島県での系統用蓄電所2案件の設置工事などを受注している。