新エネルギー技術研究所、青森県つがる市で最大30MW陸上風力の環境影響評価準備書を公表

2025年4月22日
同事業は既設の「つがる南風力発電所」に隣接して
開発する計画だ(画像:新エネルギー技術研究所)

風力発電所の開発や運営を手掛ける新エネルギー技術研究所は4月10日、青森県つがる市で開発を進めている陸上風力発電事業(出力:最大30.1MW)に関する「環境影響評価準備書」を公表した。

この事業は、「出来島風力発電事業」(出力:8.6MW)と「出来島吹原風力発電事業」(出力:21.5MW)からなる「(仮称)つがる南第2風力発電事業」である。

同文書によると、新エネルギー技術研究所のSPC(特別目的会社)である、まほろば風力発電が、2020年に運転を開始した「つがる南風力発電所」(出力:23.0MW)の南側に隣接するエリアで、新たに2ヵ所の陸上風力発電所を建設する計画だ。

これらの発電所には、4.2〜4.3MWの風力タービンを最大で7基設置する予定だ。内訳として、出来島風力発電事業では最大2基、出来島吹原風力発電事業では最大5基を計画している。つがる南第2風力発電事業の合計最大出力は30.1MW(出力制御後の出力:29.4MW)と見込まれている。また、両発電所の設備利用率は20%と予測されている。

両発電所はいずれも、2022年度の陸上風力第2回入札で、15.9円/kWhのFIT(固定価格買取制度)価格で落札された。なお、出来島風力は2021年度の陸上風力第1回入札でも一度落札したが、開発が進まず、翌年度の入札で再度落札している。新エネルギー技術研究所によると、発電所の工事期間は19ヵ月、試運転は4ヵ月を想定している。着工から2年以内の運転開始を予定しているが、計画の具体的な開始時期は現時点で公表されていない。

つがる南第2風力発電事業は風況に恵まれた日本海沿岸に位置し、周辺ではグリーンパワーインベストメントのSPCが2020年4月に陸上風力発電所「ウインドファームつがる」(出力:121.6MW)を稼働している。また、このエリアは、2024年度に公募した洋上風力第3ラウンドの「青森県日本海(南側)」の海域にも近く、今後さらなる風力発電所の増加が見込まれている。

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