需給調整市場 2025年3月取引会員、Goal connectが加入

2025年4月17日
2025年3月に需給調整市場に加入したのは
Goal connect1社のみであった

2025年3月、需給調整市場を運営する電力需給調整力取引所(以下、「EPRX」)に、新たに1社が取引会員として加入した。脱退した会員はなく、2025年3月末現在での取引会員数は90社に達した。

新たに加入したのは、グローバルエンジニアリングの完全子会社として2018年に設立されたGoal connectである。

同社は、VPP(バーチャルパワープラント)に関連する事業を展開しており、2019年度には東京電力が幹事を務めるコンソーシアムの一員として、経済産業省の「オープンプラットフォーム型アグリゲーションビジネス実証事業」に参画した実績を持つ。

この実証事業では、VPPリソースの遠隔制御や統合管理を担うリソースアグリゲーターの上位で統合管理を行い、電力小売や電力市場を通じた取引を想定したアグリゲーションコーディネーターとしての役割を果たした。

需給調整市場は2021年4月に開設され、当初は送配電網協議会(大手電力会社9社の組合組織)が運営を担ってきた。調整力取引の拡大と市場の重要性の高まりを背景に、2024年4月1日にはEPRXを設立、需給調整市場は取引市場として法人化された。

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