
関西電力は3月25日、九州エリアで2件の特別高圧蓄電所の開発に参画すると発表した。
1件目は、福岡県の「筑後蓄電所」(39MW/144.8MWh)で東京センチュリーが先行して案件開発を進め、同社と関西電力が設立したSPC(特別目的会社)を通じて開発を行う。出資比率は東京センチュリーが75%、関西電力が25%。運転開始は2028年12月の予定。
2件目は、熊本県の「阿蘇蓄電所」は、関西電力のほかJA三井リース、スパークス・グループ、福岡地所の4社共同出資で設立した合同会社を通じて運営する。スパークス・グループの完全子会社であるスパークス・グリーンエナジー&テクノロジーが開発、資金調達、運営支援を担う。運転開始は2029年6月を予定している。
両蓄電所ともに、関西電力の蓄電所向け一括支援サービスを一部導入する。その一環として、K2-BatOM(ケイツー・バトン)がO&M(運用・保守)を行い、E-Flowが卸電力市場、需給調整市場、容量市場で電力取引を行う。
関西電力は、2030年代の早期に約1GWの蓄電所開発を目指している。傘下の関電エネルギーソリューションが10MW/40MWhの蓄電所を保有しているほか、2024年12月にはオリックスと共同で「紀の川蓄電所」を開発した。また、2025年5月にはきんでん、ジャパン・エクステンシブ・インフラストラクチャーと共同で「多奈川蓄電所」の開発を発表している。さらに、同社はスパークス・グループがこれまで公表している4ヵ所・計180MW/636.8MWhの蓄電所開発すべてに参画している。