
福島県を拠点とする磐栄運送は3月16日、系統用蓄電事業に参入したと福島民友新聞が報じた。栃木県足利市で高圧系統用蓄電所(出力:2MW/8MWh)の開発を進めており、2026年4月に運転開始を予定している。
本事業では、蓄電所の設計・施工をサンヴィレッジが担い、丸紅新電力が電力運用を行う。
磐栄運送は1961年設立。運送・倉庫事業を主力とする一方で、FIT制度開始以降は発電事業にも参入している。経済産業省の事業計画認定情報によると、東北・関東エリアで計17ヵ所・13.7MWdc/12.1MWacの太陽光発電所および19.5kWの陸上風力発電所で認定を取得している。
近年は陸上風力に注力しており、2025年10月にはJR東日本エネルギー開発などと共同で福島県いわき市に「神楽山風力発電所」の運転を開始した。さらに、出資する中ノ森風力を通じて、福島県葛尾村で計画中の「(仮称)中ノ森風力発電事業」は2025年7月に環境影響評価手続きを完了した。2028年12月の運転開始に向け、建設を進めている。
一方、サンヴィレッジと丸紅新電力はそれぞれ蓄電所の開発を展開している。両社は2025年11月に中国の蓄電システムメーカーContemporary Amperex Technology(CATL)と3社で、国内合計2.4GWhの系統用蓄電所の共同開発に合意している。