東北電力、富士電機子会社と6.55MWの陸上風力オフサイトPPAを締結、2025年5月より供給へ

2024年12月19日
東北電力は現在、約30ヵ所の陸上・洋上風力発電
プロジェクトに参画しており、ノウハウが蓄積されている
(画像:東北電力)

東北電力富士電機の子会社である富士電機津軽セミコンダクタは12月12日、オフサイトPPAを締結したと発表した。

発表によると、2025年5月から秋田県で運転を開始する予定の陸上風力発電所(出力:約6.55MW)で発電した電力を富士電機津軽セミコンダクタのパワー半導体工場(青森県五所川原市)に全量供給するとされており、契約期間は20年間。

発電事業者は明らかになっておらず、東北電力は発電計画の策定や提出などの需給調整業務を担当する。

また、新設の風力発電所を活用したオフサイトPPAは東北電力にとって初の試みとなり、エネハブのPPAデータベースによると、これまでに日本国内で発表されたオフサイトPPAの中でも風力発電所を活用した事例は少ない。

東北電力は、現在稼働中の発電所では、洋上風力1ヵ所と陸上風力7ヵ所の計464MWに出資しているほか、20ヵ所の風力発電所を開発または参画している。そのうち5ヵ所が洋上風力である。

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