
(画像:千葉エコ・エネルギー)
東北電力、千葉エコ・エネルギー、Cyrinxは8月26日、3社で業務提携し、営農型太陽光発電事業の共同開発に取り組むと発表した。
3社は「営農型太陽光発電が持つ多面的価値を追求しながら」普及拡大に取り組み、まずは東北エリアに注力する計画で、商業化に向けて効率的な設置方法の共同研究を進めてきた。
地上設置型太陽光発電に適した土地が減少する中、農地上空を有効活用する営農型太陽光発電への注目が高まっている。大手電力会社、営農型太陽光発電の開発・サービス会社、そしてエネルギー技術系スタートアップによる今回の提携は、まさにその潮流を反映した動きといえる。
営農型太陽光発電は、水面型太陽光発電と同様に、環境省の補助金の対象となっている。豊田合成によるアグリツリーへの投資や、ヤンマーによる営農型太陽光発電所建設計画、クボタによる営農型太陽光発電設備の増強計画、みずほ証券による営農型太陽光発電に特化した長期私募ファンドの組成など、2025年4月から同分野での動きが活発になっており、企業の関心の高さがうかがえる。