東京ガスと岡谷鋼機、北海道で75MWh系統用蓄電所を建設へ、2028年以降の運転開始予定

2025年11月30日
同蓄電所の事業用地は、岡谷鋼機がSPCへ賃貸する

東京ガスと岡谷鋼機は11月25日、北海道苫小牧市で計画中の「苫小牧パワーストレージステーション」(25MW/75MWh)建設にあたり、起工式を開催したと発表した。2025年12月に工事を開始し、2028年以降の運転開始を予定している。

同蓄電所は、両社が共同出資するSPC(特別目的会社)である苫小牧パワーストレージ(以下、「苫小牧PS」)が保有し、事業用地は岡谷鋼機が苫小牧PSへ賃貸することとなっている。東京ガスはトーリング契約に基づいて20年間の運用権を取得し、卸電力市場、需給調整市場、容量市場において電力取引を行う。

また、東京ガスの完全子会社である東京ガスエンジニアリングソリューションズが、オーナーズエンジニアとして施工管理を行うほか、電気主任技術者の派遣も行う。

本事業は、経済産業省の2024年度予算「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の採択を受けた27件のうちの1件であり、約23億円の交付を受けて実施される予定である。

東京ガスは2024年4月に系統用蓄電所事業の第1号案件として「大分県角子原蓄電所」(25MW/50MWh)の建設工事を開始した。同蓄電所は、完全子会社のニジオが開発や保守業務を担当し、2026年度に運転開始の予定。同社は、Eku Energyの日本法人である日本蓄電やレノバ、シンガポールのEquis Developmentともトーリング契約を締結している。一方、主に鉄鋼製品を扱う独立系商社の岡谷鋼機にとって、苫小牧PSは初の系統用蓄電所となる見込みだ。

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