
(画像:Hirorinmasa, CC BY-SA 3.0)
関西電力は3月2日、福井県の原子力「大飯発電所」4号機(電気出力:1,180MW)について、3月4日から第21回定期検査を開始した。2026年5月下旬に原子炉を起動し、6月下旬に本格運転の再開を予定している。
今回の検査では、2次系配管146ヵ所の超音波検査や蒸気発生器電熱管について、非破壊検査を実施する。また、過去の点検で減肉傾向が確認された部位に加え、今後の作業・保守性を考慮した部位の配管を一部交換する。配管はこれまで炭素鋼だったが、耐食性に優れたステンレス鋼に取り替えるという。さらに、36体の新燃料集合体を含む81体の燃料集合体を交換する予定だ。
関西電力では7基の原発を再稼働しており、現在運転中の発電所は「美浜発電所」3号機、「高浜発電所」1号機および3・4号機、大飯原発3号機の計5基。高浜原発2号機は定期検査のため運転を停止しており、2026年6月中旬に原子炉を起動、7月中旬に運転再開の予定だ。
原発の定期検査は原子炉等規制法により、13ヵ月以内の実施が義務づけられている。なお、関西電力は2026年4月7日から高浜原発3号機の定期検査を予定している。