
(画像:大阪ガス)
大阪ガスは1月5日、兵庫県姫路市で建設を進めていた「姫路天然ガス発電所」1号機(出力:622.6MW)の運転を、1月1日に開始したと発表した。同社にとって、2017年以来となる化石燃料による発電所の稼働となる。2号機は2026年5月の運転開始を予定している。
大阪ガスは2019年9月に、2号機を含む姫路天然ガス発電所への投資を決定しており、開発を進めている。1・2号機のいずれも姫路天然ガス発電が保有しており、同社は当初、大阪ガスと出光興産との共同出資により設立された後、大阪ガスが全株式を取得した。
1・2号機の発電設備は、GTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル)方式で、発電効率は約64%と高い水準を実現している。今回の稼働により、大阪ガスの国内火力電源容量は約2GWから約3.2GWへと約1.6倍の拡大となる。既設の発電所には、大阪府堺市および高石市に位置する「泉北天然ガス発電所」(出力:約1.1GW)など複数の発電所が含まれる。さらに同社は、日本政策投資銀行、SMFLみらいパートナーズ、みずほリースと共同で、姫路天然ガス発電所3号機(出力:622.6MW)を開発しており、2030年度中の運転開始を予定している。
同発電所の稼働は、安定的な電力供給を確保しつつ、石炭火力からの転換を進める中で実現した。現在、北陸電力による富山県射水市で計画中の「富山新港火力発電所」LNG2号機(出力:600MW)、ENEOS Powerによる神奈川県川崎市で計画中の「(仮称)扇町天然ガス発電所」(出力:750MW)、関西電力による大阪府大阪市のLNG火力発電所「南港発電所」(出力:1.86GW)の長期脱炭素電源オークションを活用したリプレース(タービンを新設)案件など、多くのLNG火力発電所の開発が進められている。