大栄産業、系統用蓄電所事業に参入、台湾企業と連携し計100ヵ所・800MWhを計画

2025年11月5日
同社は蓄電所事業を新たな成長戦略として位置づける
(画像:大栄産業)

群馬県を拠点とし解体工事などを手掛ける大栄産業は10月23日、蓄電池メーカーである台湾TRUEWINテクノロジー(以下、「TRUEWIN」)および台湾プラスチックジャパンニューエナジー(以下、「FORMOSA」)と、国内での系統用蓄電所とAIデータセンター事業への参入に関する戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。

3社で系統用蓄電所の共同開発を進め、大栄産業は開発から運用までを一括提供する自社サービス「D-Package」を国内市場で展開する方針だ。また、TRUEWINは「3社は日本の系統用蓄電池市場の長期的な発展を促進し、将来的な電力取引市場およびVPPの拡大を支援するため、実証拠点の共同設置にも取り組む」と述べている。

大栄産業は今回の契約に基づき、全国で100ヵ所・合計800MWhの蓄電池を導入する計画を掲げている。今後5年間で、系統用蓄電所およびデータセンター事業に総額約500億円を投資する予定で、そのうち約30億円を自社で保有する蓄電所の建設、開発体制の強化、蓄電池の調達および関連投資に充てる見込みである。

また同社は、自社の工場や物流センターなどにも蓄電池を設置し、自然災害などがあった場合でも事業を継続または早期に復旧させるための事業継続計画(BCP)対策やピーク需要の抑制、電気料金の削減などを図る考えである。さらに、これらの取り組みで得たノウハウを活用し、他企業や自治体向けのサービスとして提供していく方針だ。

経済産業省によると、大栄産業は現在、群馬県内で8ヵ所・合計1.6MW/ACのFIT太陽光発電所を保有している。

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