台湾・TUN POWER、系統用蓄電所の開発で日本市場に参入、RE100電力と工事請負契約を締結

2025年9月18日
日本エネルギー総合システムがEPCおよびO&Mを担当する

RE100電力は9月11日、TUN POWERが開発を進める和歌山県和歌山市の系統用蓄電所(約2.0MW/約8.1MWh)において、同社と系統用蓄電所の設置工事請負契約を締結したと発表した。

RE100電力のグループ会社である日本エネルギー総合システム(以下、「JPN」)が、開発およびEPC(設計・調達・建設)、O&M(運用・保守)を担当する。稼働後のアグリゲーションはRE100電力が自社で担い、卸電力市場、需給調整市場、容量市場で売電する予定だ。

JPNとRE100電力は以前にも、秋山興産やスターシーズと同様のターンキー契約を締結している。

TUN POWERは、台湾のワイヤー・ケーブル製造会社で、70年以上にわたり電力インフラを手がけてきた大東電業のグループ会社である。台湾ではすでに複数の系統用蓄電所を運用しているが、日本での公表案件としては本事業が初となる。今回の契約は、HD Renewable Energy天宇工業EUKA Powerなど、台湾企業による日本の蓄電所市場参入の流れに続くものである。

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