
(画像:南海電鉄)
南海電気鉄道(以下、「南海電鉄」)は10月28日、京セラ子会社の京セラEPAおよび関西電力と水上太陽光に係るオフサイト型コーポレートPPAを締結したと発表した。
南海電鉄は、京セラEPAが兵庫県内のため池で開発する水上太陽光発電所(出力:2MW)から関西電力を通じて電力を調達し、「特急こうや」および観光列車「GRAN 天空」の運行に活用する計画だ。供給開始は2026年4月を予定しており、年間発電量は約2.65GWhとなる見込み。
今回の契約は、南海電鉄にとって初のPPAとなる。同社はこれまでに、太陽光発電所(出力:5.6MW/DC、3.7MW/A)を開発し、エナリスの支援を受けて大阪市内の自社商業施設へ自己託送を実施している。また、2013年および2016年に運転を開始したFIT太陽光発電所2ヵ所(合計出力:950kWAC)も保有している。
一方、関西電力はこれまでにも小売電気事業者として、少なくとも2件の水上太陽光を活用したPPAに関与している。環境資源開発コンサルタントと京阪ホールディングスによる4MW案件、および新井組とJR西日本による2.3MW案件がそれにあたる。
近年、メガソーラー規模の地上設置型太陽光に適した土地が減少する中、ため池などを活用した水上太陽光の開発が広がっている。四国電力や北陸電力グループに加え、太陽グリーンエナジーやTekoma Energyなどの中小事業者でも水上太陽光の導入が進んでいる。