
県内6金融機関、発電事業者等が出資し設立された
8月2日、福島送電は7月31日に福島県内で82.02kmの自営線(共用送電線網)の整備を完了したと発表した。
県内の太陽光や風力発電所から発電された電力は、福島送電の変電所や分岐所で一般送配電事業者である東京電力パワーグリッドが買い取り、福島送電の自営線(66kV/154kV送電線)を通じて一般送配電事業者の受電地点まで送電される。自営線の開発は2017年末に開始され、送電ルート長86.02kmのうち約90%が地下に埋設された。
2023年度までに241.26MWの再エネ電源が自営線に接続されており、運転を開始している。内訳としては、合計234.28MWの太陽光発電所11ヵ所と、福島県川内村にある6.99MWの川内風力発電所が接続されている。
同風力発電所を含めると2027年度までに11ヵ所、合計382.51MWの風力発電所との連系が計画されている。太陽光と風力発電を合わせると、2027年度までに616.8MWが連系することになる。