
の蓄電池を採用する予定だ(画像:パワーエックス)
上組は、兵庫県加西市で開発を進めている「加西メガパワー蓄電所」(13MW/54.84MWh) にパワーエックス製の蓄電池システムを発注した。
パワーエックスによる4月1日付の発表によると、同蓄電所はコンテナ型定置用蓄電池20基を設置し、2026年春の運転開始を予定している。なお、上組が2024年6月に当初の計画として、2025年1月に着工し、2026年2月の完工を見込んでいたが、工期は当初の予定から遅れていると見られる。
加西メガパワー蓄電所は、上組にとって初めての系統用蓄電所事業となる。同社はまた、バンプージャパンと共同で東京都内に2MW/8MWhの系統用蓄電所を開発中で、こちらにもパワーエックス製の蓄電池を採用する予定で、2028年4月の運転開始を目指している。
パワーエックスは2021年に設立され、岡山県玉野市の自社工場で蓄電池システムを製造している。現在は、2MW/8MWh規模の小型案件を中心に受注しており、国内市場で存在感を高めている。また、同社は、伊藤忠商事や豊田通商といったエネルギー分野に積極的な投資を行う企業をはじめ、金融機関からの資金調達も行っている。