三菱HCキャピタルエナジー、再エネのAM事業に特化した子会社を設立

2025年10月8日
第三者保有資産のAM受託拡大を目指す
(画像:ユーラスエナジーホールディングス)

三菱HCキャピタルエナジーは10月1日、再エネ関連事業のアセットマネジメント(AM)に特化した完全子会社のMHCエナジーアセットマネジメントを同日に設立したと発表した。

三菱HCキャピタルエナジーはこれまで、再エネ電源の開発および保有に加え、第三者保有の設備を含むAM事業も展開してきた。

同グループは現在、太陽光発電所8ヵ所とバイオマス発電所1ヵ所の合計出力366.3MW分のAMを受託している。そのうちの一つとして、ユーラスエナジーホールディングスが北海道八雲町で保有する「ユーラス八雲ソーラーパーク」(出力:74MW/AC)のAMを受託している。

また、自社保有の発電所は、風力発電所1ヵ所と太陽光発電所100ヵ所以上、合計出力840.5MWに達する。さらに、北海道千歳市では、三菱地所・サムスン物産・大阪ガスとの共同事業として、「上長都蓄電所」(25MW/50MWh)を開発しており、2027年1月の運転開始を予定している。

今回設立された新会社は、こうした再エネ電源および蓄電所の運営・管理で培った知見とノウハウを活用し、第三者保有資産へのAM事業を拡大する取り組みの一環である。

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