
20年以上が経過している(画像:ユーラスエナジー)
ユーラスエナジーホールディングス(以下、「ユーラスエナジー」)は、ユーラス横浜風力が青森県北郡横浜町で運営する「ユーラス大豆田ウインドファーム」(出力:10.5MW/AC) のリプレース(建て替え)工事を3月1日に開始したと発表した。
同発電所の合計出力10.5MW/ACのうち3基をリプレースする予定で、2027年2月の運転再開を目指している。
リプレース工事のEPC(設計・調達・建設)は、前田建設工業が担当し、Siemens Gamesa製の4.3MW風力タービン2基への建て替えを行う。現在の風力タービンは、Vestas製の1.75MWのものを6基設置しており、2023年3月には3基の運転が終了していた。リプレース後は、風力タービン5基、合計出力は13.85MW/DCとなるが、連系容量はこれまで通り10.5MWとなる予定。
ユーラスエナジーは、豊田通商の完全子会社として、国内外で3.3GW以上の運転容量を有し、日本最大の陸上風力発電事業者である。同社は、2000年初頭に1件目となる発電所の運転を開始し、20年以上経過している設備もあり、建て替えが必要な段階に達している。ユーラス大豆田ウインドファームのリプレースのほか、同じく青森県内にある「ユーラス岩屋ウインドファーム」(出力:32.5MW)と「ユーラス尻労ウインドファーム」(出力:19.25MW)のリプレース工事も進めており、2028年に運転再開を予定している。