
(画像:ノーバル・ホールディングス)
ノーバル・ホールディングスは3月12日、同社の子会社であるノーバル・ソーラーが茨城県常総市にて開発した系統用蓄電所「ノーバル・パワーC2」(1.927MW/ 4.888MWh)の完工を発表した。同蓄電所は、3月下旬に運転を開始する予定だ。
ノーバル・パワーC2は、同社にとって初めての蓄電所であり、CATL(寧徳時代新能源科技)製の407.3kWhの蓄電ユニット12基を設置。これは、一般的な2MW/8MWhの蓄電池システムに比べて、時間容量が小さく、今月上旬に運転を開始したアジア航測の北海道南幌町における「南幌蓄電所」(1.52MW/4.06MWh)も同様の特徴を持つ。
また、同蓄電所は東京都の2022年度「系統用大規模蓄電池導入促進事業」の採択を受け、事業開発を行った。さらに、同じ補助金の採択を受けた、茨城県取手市にも同規模の蓄電所を建設する計画である。当初は、両蓄電所ともTesla製の大容量蓄電池、Mega Packを導入する計画だったが、計画を変更したようだ。
ノーバル・ソーラーは、これまでに数多くの太陽光発電所を開発しており、経済産業省によると、2025年1月末時点で主に茨城県を中心に45MW以上のFIT(固定価格買取制度)・FIP(フィード・イン・プレミアム)発電所を運転している。