
スターシーズは9月19日、和歌山市に「和歌山井ノ口蓄電所」(出力:2MW/8MWh)を開発すると発表した。2025年11月に着工し、2026年2月下旬の運転開始を予定している。
蓄電システムには、Huawei製「LUNA2000 215KWH」を採用する。同機種は、PCS(パワーコンディショナー)と送電設備を一つの筐体にまとめたPCS一体型で、従来よりも高い静音性を備えているほか、災害時には周辺住民に電力を供給できる仕様となっているため、スターシーズは同蓄電所を「地域共生型蓄電所」であるとしている。
2025年7月に締結した業務提携契約に基づき、EPC(設計・調達・建設)およびO&M(運用・保守)は日本エネルギー総合システムが、アグリゲーションは同社子会社のRE100電力が担うとみられる。
スターシーズは、すでに紀の川市で「紀の川上田井蓄電所」および「紀の川桃山町蓄電所(当初STARSEEDS2として公表)」(各2MW/8MWh)を着工しており、いずれも2026年1月に運転開始を予定している。同社は今回の和歌山井ノ口蓄電所を含め、2026年2月までに合計5ヵ所の蓄電所を稼働させる計画だ。