
なる見込みだ
不動産や建築事業を展開する和歌山県のシーグランは太陽光発電所「和歌山県かつらぎ町下天野発電所」(出力:1.1MW/DC、800kW/AC)に関する事業計画を2025年6月から7月にかけて公表した。事業計画の公表は、「和歌山県太陽光発電事業の実施に関する条例」に基づくものである。
事業計画によると、同発電所は非FITとして運用することが分かっているが、現時点ではFIP制度やPPAなどの収益スキームの詳細は明らかにされていない。
建設地は9,278㎡の敷地で、中国・Trina Solar製の太陽光パネル1,748枚とHuawei製のPCS(パワーコンディショナー)を導入する予定だ。建設期間は、和歌山県による認定日から6ヵ月以内で、運転期間は2045年12月末までの20年間とされている。
和歌山県からの認定を受けた場合、同町では、2013年に大和エネルギーが運転を開始したFITの太陽光発電所(出力:1.3MW/DC、990kW/AC)に次ぐ規模となる見込みだ。
経済産業省の再エネ発電事業計画の認定情報によると、シーグランは2025年5月末時点でFIT・FIPの認定を受けた発電所を保有しておらず、今回の発電所が同社初の再エネ発電事業とみられる。
なお、和歌山県は2018年に太陽光発電事業の普及を目的として太陽光発電に関する条例を制定した。条例を施行して以降、これまでに認定された事業計画は66件で、不認定が4件、取り下げが2件となっている。