
(画像:コスモエネルギーホールディングス)
コスモエコパワーは3月25日、京セラと風力発電所を活用したフィジカルオフサイトPPAを3月3日付で締結したと発表した。これにより、同社が保有する出力48.3MWの「中紀ウィンドファーム」における発電電力の一部と環境価値を京セラに供給する。
本PPAは小売電気事業者の京セラ経由で、同社グループの各拠点に電力を供給する。供給量は、CO2排出係数0.47kg/kWhに基づく削減量の試算から、年間約13.4GWhとなる見込み。
一方、京セラは2026年4月より、同社が保有および運営する太陽光発電所の電力と環境価値を、コスモエネルギーソリューションズに供給することにも合意している。
中紀ウィンドファームは2021年4月に運転を開始し、2024年度末までは22円/kWhのFITで運用されていた。コスモエコパワーはPPAの活用を目的として、同発電所を2025年4月1日付でFIPへ移行している。
同発電所の年間発電量は約101GWhと見込まれており、これまでに村田製作所(年間29GWh)、JR西日本(年間40GWh)、NTN(年間10GWh)、セコムなどに一部電力を供給している。
なお、今回の太陽光発電を活用したPPAに関する供給量等の詳細は明らかにされていない。エネハブのPPAデータベースによると、これまでに京セラEPAは2026年4月に運転開始予定の水上太陽光発電所などを活用し、複数のPPAを公表している。
今回の取り組みにより、両グループは再エネ電源の調達先を多様化し、発電パターンの平準化を図る。中紀ウィンドファームの風力電源は、京セラの太陽光中心の電源構成を補完する役割を担う。
本取り組みを通じて、京セラ、コスモエコパワーおよびコスモエネルギーソリューションズは、再エネの相互活用を強化するとともに、今後は、蓄電池などの分野においても協業の拡大を検討していくとしている。