
(画像:オリンピア)
不動産開発と再エネ開発を手掛けるオリンピアは2月13日、群馬県伊勢崎市で同社初となる系統用蓄電所「OLY Power Storage 三室町」(1.998MW/7.404MW)の運転を開始したと発表した。
蓄電所の運営については、関西電力の完全子会社であるE-Flowがアグリゲーターを務め、まずは卸電力市場での取引を行い、その後、容量市場や需給調整市場への参入を予定している。
OLYPowerstorage三室町には、LS Electric製のPCS(パワー・コンディショナー)と、パワーエックス製の蓄電池(2.468MWh)を3台設置し、建設工事は伊勢崎市の国定電機が担当した。
同蓄電所は、東京都の2023年度「再エネ導入拡大を見据えた系統用大規模蓄電池導入促進事業」の交付金約4億円を受けて建設した。2024年7月に着工し、2025年1月30日に完工した。
オリンピアは群馬県内で同規模の蓄電所事業にも着手しており、「OLYPowerstorage太田市」も伊勢崎市の蓄電所と同様に東京都の補助金の採択を受けて、パワーエックス製の蓄電池を採用する。同蓄電所は、2025年4月に運転を開始する予定だ。