
(画像:エレビスタ)
インターネットサービス事業を手掛けるエレビスタは、日本エネルギー総合システム(以下、「JPN」)が和歌山県和歌山市で開発中の系統用蓄電所(2.0MW/8.1MWh)について、売買契約を締結した。JPNが9月26日に発表したもので、運転開始は2026年3月を予定している。これは、エレビスタにとって初の蓄電所事業とみられる。
同蓄電所のアグリゲーションは、JPNの子会社であるRE100電力が担う見通しである。なお、設備の売却価格については現時点では明らかにしていない。
エレビスタは2012年設立のベンチャー企業で、太陽光発電所のセカンダリプラットフォームなども運営している。経済産業省のデータによると、同社はFIT/FIP認定を受けた太陽光発電所(出力:300kW)に加え、低圧太陽光発電所3ヵ所(各出力:47.8kW)を千葉県内に保有している。
JPNとRE100電力はこれまでにも、スターシーズ、台湾のTUN POWER、秋山興産などと、ターンキー方式(稼働できる状態で設備を引き渡す方式)による蓄電所の売却や工事請負契約を締結しており、今回の案件もそれに続くものである。