エレビスタ、和歌山の8MWh系統用蓄電所の売買契約をJPNと締結、2026年3月運転開始予定

2025年9月29日
エレビスタは太陽光から蓄電所へ事業を拡大している
(画像:エレビスタ)

インターネットサービス事業を手掛けるエレビスタは、日本エネルギー総合システム(以下、「JPN」)が和歌山県和歌山市で開発中の系統用蓄電所(2.0MW/8.1MWh)について、売買契約を締結した。JPNが9月26日に発表したもので、運転開始は2026年3月を予定している。これは、エレビスタにとって初の蓄電所事業とみられる。

同蓄電所のアグリゲーションは、JPNの子会社であるRE100電力が担う見通しである。なお、設備の売却価格については現時点では明らかにしていない。

エレビスタは2012年設立のベンチャー企業で、太陽光発電所のセカンダリプラットフォームなども運営している。経済産業省のデータによると、同社はFIT/FIP認定を受けた太陽光発電所(出力:300kW)に加え、低圧太陽光発電所3ヵ所(各出力:47.8kW)を千葉県内に保有している。

JPNとRE100電力はこれまでにも、スターシーズ台湾のTUN POWER秋山興産などと、ターンキー方式(稼働できる状態で設備を引き渡す方式)による蓄電所の売却や工事請負契約を締結しており、今回の案件もそれに続くものである。

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