
停止し、調査を経て段階的に再開した
エネクス・インフラ投資法人は6月10日、群馬県に保有する「高崎太陽光発電所B」(出力:53.7MW/DC、40.0MW/AC)について、PCS(パワーコンディショナー)から出火があり、6月6日より運転を停止したと発表した。火災は6月5日午後4時頃に発生し、消防と警察が出動。人的被害はなく、火は鎮火された。
また、同型のPCSを採用している「高崎太陽光発電所A」(出力:11.6MW/DC、8.0MW/AC)についても、安全確保の観点から翌6日より運転を停止していた。
両発電所の運転再開に向けては、EPC(設計・調達・建設)およびO&Mを担当するMAETEL CONSTRUCTION JAPANとPCSメーカーによる現地調査が行われ、6月15日より段階的に運転を再開している。なお、運転再開の完了時期については現時点では公表されていない。
高崎太陽光発電所AおよびBは、いずれもエネクス・インフラ投資法人が2023年に取得したものである。FIT価格は、高崎太陽光発電所Aが40円/kWh、高崎太陽光発電所Bが32円/kWhで、いずれも2040年3月までの契約となっている。特に高崎太陽光発電所Bは、高崎市内で最大規模の太陽光発電所である。
近年、PCSを原因とする火災事故は太陽光発電業界全体の課題となっている。メガソーラービジネスの報道によると、製品評価技術基盤機構(NITE)が公表した2022年度の統計では、事業用太陽光発電所(50kW以上)で発生した453件の事故のうち、98.8%がPCSに関連するもので、そのうち61.8%が「原因不明」とされている。