
ITソリューション事業を手掛けるテクノロジーズは7月31日、子会社のエコ革が保有する関東エリアの太陽光発電所6ヵ所について、リコーリースへの譲渡契約を締結したと発表した。
発電所の出力規模などの詳細は、現時点では公表されていない。
エコ革は、太陽光を中心とした再エネ発電所の開発事業を行っている。親会社であるテクノロジーズは、2023年に同社株式の34%を取得し、エコ革を連結子会社化した。再エネ分野への取り組みとしては、2025年3月にウエストホールディングスとの系統用蓄電所の共同開発に関する業務提携を決議し、同年7月には自社が開発もしくは取得した蓄電所を海帆を通じて第三者に売却する協業を発表した。
一方、リコーリースはこれまで、FITやPPAに基づく再エネ事業を中心に取り組んできた。経済産業省によると、同社はこれまでに450件以上のFIT・FIP発電所を保有しており、最大規模の案件は宮城県川崎町の「宮城県川崎メガソーラー発電所」(出力:20MW/AC)である。
両社は今回の契約を機に、太陽光事業のみならず、将来的には蓄電所を含む再エネ事業全般での資金調達や開発支援などの連携を強化する方針を示している。