
ウエストホールディングス(以下、「ウエストHD」)は11月25日、太陽光および蓄電池事業で協業するため、東芝エネルギーシステムズ(以下、「東芝ESS」)と業務提携したと発表した。共同で太陽光発電所および蓄電所の建設・運用を含むサービスを提供する。
ウエストHDは、発電所・蓄電所の開発・建設・保守は行う。また、東芝ESSはアグリゲーターとして、電力の市場価格予測や蓄電池の充放電計画の作成、蓄電所の制御、市場取引による収益化およびバランシング業務を担う予定。両社はさらに、自家消費型太陽光発電所・蓄電所の建設やバーチャルPPAの提供、余剰電力の販売支援など、需要家向けのサービスも展開する計画だ。
11月23日付の日本経済新聞は、ウエストHDが2027年度までに1,100 億円を系統用蓄電所事業に投資する計画であると報じており、本件はそれに続く取り組みである。
ウエストHDは、これまでにも同様の業務提携を複数展開してきた。2024年8月にはグリッドと提携し、2027年度までに800MWhの高圧蓄電所の開発を目指している。また、2025年2月にはTMEICと提携し、主に他社向けに全国20ヵ所で蓄電所を共同開発する予定。さらに、同年3月にはJERA Crossと国内太陽光PPA事業で提携している。
2025年8月期の決算説明資料によると、同社は2024年8月末時点で800MW超の太陽光発電所を保有しており、そのうち350MWは非FITである。また、9月末時点で約400件の高圧蓄電所について系統接続の申込みを行っており、今後約 1GWhの特別高圧蓄電所の開発を計画している。これらは、2027年8月期以降の順次運転開始を目指している。