
(画像出典:SMFLみらいパートナーズ)
YKK APは、2023年10月から埼玉工場新建屋(埼玉県美里町) においてオンサイトPPAによる電力供給を受けており、2024年5月からは同オンサイトPPAの余剰電力をオフサイトPPAに活用していることを7月4日に発表した。同社は、余剰電力を埼玉工場旧建屋と埼玉窓工場に供給している。
PPA事業者は、三井住友ファイナンス&リースの子会社であるSMFLみらいパートナーズで、オフサイトPPA部分を供給する小売電気事業者は日鉄エンジニアリングである。
オンサイトPPAの余剰電力をオフサイトの施設にも活用することで、埼玉工場新建屋に新設した約1,700kWの発電所を最大限、有効活用する狙いがある。
YKK APのニュースリリースによると、埼玉工場新建屋だけでは発電量の約半分しかオンサイトで消費されていなかったため、オフサイトPPAと組み合わせることで発電電力をすべて活用できるようにした。本取り組みにより、YKK APは年間512トンのCO2排出量の削減効果を見込んでいる。 エネハブのコーポレートPPAのデータベースによると、SMFLみらいパートナーズは本件のほかに、日本金属、すかいらーくホールディングス、アサヒビールなどとPPA契約を締結している。