
(画像:ヴィーナ・エナジー)
Vena Energyの日本法人ヴィーナ・エナジー・ジャパン(以下、「ヴィーナ・エナジー」) のSPC(特別目的会社)であるかごしま郡山風力は、鹿児島県の鹿児島市と薩摩川内市の境界付近で計画している30MWの陸上風力発電事業について、環境影響評価手続きを完了した。同社は10月3日、環境影響評価書を経済産業省へ提出し、同月29日に確定通知を受領した。
2025年12月1日に公開された資料によると、同社は4.3MWの風力タービン8基(合計出力:34.4MW)を設置するが、総出力が30MWを超えないように出力制限を行う計画だ。同発電所は2026年5月に着工し、2029年3月に運転開始を目指している。
経産省のデータによれば、この案件は2019年度にFITの認定を受けており、当時の陸上風力のFIT価格は19円/kWhで、期間は20年間とされていた。ただし、ヴィーナ・エナジーが固定価格で売電するのか、それともFIPへ移行しコーポレートPPAで販売するのかは明らかになっていない。
ヴィーナ・エナジーの国内における風力発電所の開発を担当する日本風力エネルギーは、SPCの代表として2019年9月に本案件の環境影響評価を開始し、2020年1月には「方法書」の公告・縦覧段階へと進めた。その後、2021年12月に「準備書」の公告・縦覧を実施している。同グループは現在、2021年6月に運転を開始した熊本県の「苓北風力発電所」(出力:7.5MW)、2022年4月に運転を開始した青森県の「中里風力発電所」(出力:36MW)、そして直近では2025年5月に運転を開始した長崎県の「中浦風力発電所」(出力:7.5MW)の3つの陸上風力発電所を国内で稼働させている。また、本案件に先立ち、島根県で計画中の陸上風力発電所(出力:50MW)についても環境影響評価手続きを完了しており、2028年7月の運転開始を予定している。