
運営を支援していく(画像:ヴィーナ・エナジー)
ヴィーナ・エナジーは1月17日、ソフトバンクとネイバーの合弁会社で、LINEやYahoo! Japanを運営するLINEヤフーとバーチャルPPAを締結したと発表した。2026年8月から供給を開始する予定である。
ヴィーナ・エナジーが岡山県真庭市にて開発中の「真庭太陽光発電所」(71.7MW/DC、 68.6MW/AC) で発電する年間85GWh相当の非化石証書をLINEヤフーに20年間供給する計画である。発電する電力は卸電力市場に売電し、LINEヤフーは別途、小売電気事業者から電力を調達する。
同契約は、デジタルグリッドのコーポレートPPAのマッチングプラットフォームであるRE Bridgeを通して契約が締結され、デジタルグリッドは発電所の需給管理や発電する電力の売電、環境価値の移転手続きや精算を担当することで、PPAの運営を支援する。
真庭太陽光発電所はゴルフ場の跡地に建設する予定で、「FIT太陽光第6回入札(2020年度上期)」において11.49円/kWhのFIT(固定価格買取制度)価格で落札した。同発電所をバーチャルPPAに活用するためには、FIP(フィード・イン・プレミアム)への移行手続きを進める必要がある。
同事業は、LINEヤフーにとって初めてのPPAである。また、エネハブのPPAデータベースによると、同契約はこれまでに国内で公表されているバーチャルPPAの中で最大規模である。