ヴィーナ・エナジー、福島県で最大40MWの陸上風力発電事業の環境影響評価方法書を提出

2025年2月19日
ヴィーナ・エナジーは国内で2ヵ所の陸上風力発電所を
運転している(画像:ヴィーナ・エナジー)

ヴィーナ・エナジーの子会社である日本風力エネルギーは2月13日、福島県いわき市で開発中の「(仮称)下桶売風力発電事業」(出力:37.8~40MW)の「環境影響評価方法書」を経済産業大臣に提出し、同時に福島県知事などに送付したことを発表した。

同発電所は、約436.5haの事業実施区域で、出力4.2~8.0MWの風力タービンを5~9基設置する計画となっており、約58.8haの土地に建設する。2030年6月の着工を予定しており、2032年3月の完工を目指している。その後4ヵ月間の試運転期間を経て、同年8月の運転開始を見込んでいる。

福島県にはユーラスエナジーの「ユーラス滝根小白井ウインドファーム」(出力:46MW)やジェイウインドの「桧山高原風力発電所」(出力:28MW)といった大型の風力発電所が稼働している。また、いわき市が100kWの小規模風力発電所を運営している。さらに、現在建設中の風力発電所が4ヵ所あり、出力はそれぞれ147.0MW、89.6MW、68.8MW、40.8MWである。さらに3ヵ所の事業が環境影響評価手続き中で、出力はそれぞれ65MW、51MW、34MWである。

ヴィーナ・エナジーは福島県に加えて青森県に「中里風力発電所」(出力:47MW)、熊本県に「苓北風力発電所」(出力:10MW)といった2ヵ所の陸上風力発電所を保有している。また、約30ヵ所の太陽光発電所も運転している。さらに、新潟県で「(仮称)西山風力発電事業」(出力:69MW)の計画も進めており、昨年10月には環境影響評価手続きの第一段階にあたる環境影響評価準備書を提出している。

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