SMFLみらいパートナーズ、YKK AP滑川製造所で4.8MWオンサイトPPAを運用開始

2025年2月26日
今回の契約は、YKK APとFLMPが公表している
2件目のPPAである(画像:YKK AP)

SMFLみらいパートナーズ(以下、「FLMP」)は2月18日、YKK APと富山県滑川市の滑川製造所において発電出力4.77MW(DC)のオンサイトPPAを締結し、1月より電力供給を開始したことを発表した。

FLMPは滑川製造所の東側遊休地に、太陽光パネル8,151枚のを設置。年間発電量は約4.9GWhに達する見込みで、同製造所で使用する電力量の約23%に相当する。両社は2023年10月にも埼玉工場に1.7MW(DC)の太陽光発電所を新設し、オンサイトPPAを締結している。また、2024年5月には、同発電所の余剰電力を別の事業所にオフサイトPPAを通じて電力を供給している。

エネハブのPPAデータベースによると、FLMPは少なくとも9件のPPAを締結した実績がある。今回のPPAは地上設置型であることからも、同社が公表している契約の中では最大規模のオンサイトPPAである。

YKK APは再エネ電力の導入を積極的に進めており、今年1月に兵庫県神戸市の六甲窓工場に110kW(DC)のソーラーカーポートを設置した。さらに、2025年3月には熊本県八代市の九州製造所に1MW/3.3MWhの蓄電池を導入し、工場の屋根に700kW(DC)の太陽光パネルを追加設置する計画である。

これにより、YKK APは2025年3月には国内外の拠点において、合計1.8MW/DC(16.2MW/AC)の太陽光由来の電力を調達する見込みだ。

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