
(画像:パワーエックス)
パワーエックスは3月23日、蓄電システムの製造能力拡大に向け、事業総額約50億円を投資すると発表した。岡山県玉野市の本社工場に大型蓄電システムの製造ラインを増設するほか、北海道苫小牧市に新工場「Power Base Hokkaido」を開設する。
本社工場の増設ラインは2027年1月、北海道の新工場は2027年6月に稼働開始を予定している。いずれもコンテナ型蓄電システム「Mega Power 2500」の製造に充てられ、全面稼働時には各拠点で年間800基(約2GWh相当)の生産能力を見込む。
新工場の開設について同社は、蓄電システムの需要拡大に対する供給力の確保、製造拠点分散による自然災害などへのリスク低減、完成品の輸送コストの最適化を図ると述べている。製品は主に、北海道および東北エリアの系統用蓄電所向けに供給する予定だ。
同社は、蓄電システムの年間生産能力を2026年の1.2GWhから、2030年までに7.5GWhへ引き上げる計画だ。本社工場、北海道の新工場、岡山県玉野市の提携工場の3拠点体制で実現を目指す。その通過点である2029年の目標6GWhは、2025年12月の東京証券取引所グロース市場上場時に示した2029年度の見通しであった4.8GWhを25%上回る水準となる。
現在は、本社工場と玉野市内の提携工場で製造を行っている。今後、本社工場では、2030年以降に第2製造棟の稼働を検討しているほか、北海道の新工場でも将来的に第2製造ラインを追加することも視野に入れている。