POWER E NEXT、山形銀行と荘内銀行と17億円の融資契約を締結 小水力発電事業を開発

2025年3月17日
POWER E NEXTは太陽光発電から水力発電事業へと事業を
多角化している(画像:西川町)

太陽光発電開発や発電事業を手掛けるPOWER E NEXTは先月末、山形銀行および荘内銀行と共に、小水力発電所建設のための17億円の融資契約を締結した。

同社は山形県を中心に事業を展開しており、小水力発電事業への参入は今回が初めてとなる。

融資の目的は、山形県西川町に建設予定の「水沢川小水力発電所」(出力:995kW)の建設資金で、実行可能期間付タームローンを通じて行う。これは、定められた期間内に融資額を分割して実行する中長期的な事業資金提供の形態で、山形銀行と荘内銀行がそれぞれ8.5億円を融資する。

経済産業省によると、水沢川小水力発電所は2022年3月にFIT(固定価格買取制度)の認定を受け、FIT価格は29円/kWh。200kW以上1,000kW未満のFIT価格は、2012年の制度開始以来、同じ価格を維持している。

POWER E NEXTは、太陽光発電所8ヵ所(総出力:15.6MW/AC)を保有している。具体的には、山形県天童市の山形浄化センターメガソーラー(出力:1.9MW)をはじめ、山形市の長谷堂メガソーラー(出力:1.9MW)、県東部にある寒河江市浄化センターメガソーラー(出力:1.5MW)など県内7ヵ所で合計7.6MWにのぼる。さらに隣接する新潟県中心部の大規模発電所の五泉市ソーラーパーク(8.0MW)も運営している。

水沢川小水力発電所の建設予定地である山形県西川町は、2024年4月に「ゼロカーボンシティ」を宣言し、2050年までにCO2排出量実質ゼロの実現を目指して取り組みを進めている。同町は、バイオマスや小水力などの再エネ発電事業に取り組むことを発表している。  

また、山形銀行は2026年度までにグループで累計3,000億円のサステナブルファイナンスを実行する計画を策定している。

まFITからFIP(フィード・イン・プレミアム)に移行する太陽光発電事業が増えている中、POWER E NEXTは太陽光発電から水力発電事業への事業拡大を通じて、引き続きFITを活用した事業開発を展開していく方針だ。

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