
(画像:OTS)
OTSと東芝デバイス&ストレージは12月2日、OTSのSPC(特別目的会社)である国下池メガフロートと、東芝デバイス&ストレージのグループ会社ジャパンセミコンダクターが、水上太陽光発電のバーチャルPPAを締結したと発表した。
香川県三木町の「国下池太陽光発電所」(出力:約7.8MW) において発電により生じる環境価値を、国下池メガフロートがジャパンセミコンダクターに供給する。2025年12月中の運転開始を予定しており、年間発電量は約10.4GWhとなる見込み。
本件は、デジタルグリッドが運営するコーポレートPPAマッチングプラットフォーム「RE Bridge」を通じて締結に至ったもので、同社がアグリゲーションを担当し、卸電力市場での売電と、環境価値の決済および移転業務の支援を行う。
名古屋を拠点とするOTSは、FIT太陽光発電所の開発から事業領域を広げ、近年はPPAを活用した開発にも積極的に取り組んでおり、2022年にはソニーグループとバーチャルPPAを締結している。一方、東芝デバイス&ストレージも2025年6月に関西電力および北陸電力とオフサイトPPAに基づく電力供給を開始しており、全件が運転を開始すれば、供給規模は合計約24MWに達する見込みだ。
国下池太陽光発電所は、京セラTCLソーラーが2018年に運転を開始した千葉県市原市の「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」(出力:13.7MW/DC、11.5MW/AC)と並ぶ、国内最大級の水上太陽光発電所の一つである。本件は、大規模な地上設置型発電所の建設に適した土地が不足する中、ため池などを活用した水上太陽光発電への関心が高まっていることを示している。