
他社への支援サービスを提供する
米国を拠点にV2G(Vehicle-to-Grid)の技術開発を手掛けるNUVVEの日本法人NUVVE JAPANと、東京のコンサルティング会社グローシップは6月16日、系統用蓄電所の開発から運用までを一貫して支援するサービスで提携したと発表した。
この提携により、両社は蓄電所を開発・保有する事業者に対し、用地選定から事業性評価、資金調達計画の立案といった初期段階から支援を行う。
グローシップが蓄電池システムやEPC(設計・調達・建設)事業者の選定、金融機関との融資交渉、系統連系協議や補助金申請、運用体制の構築までを担う。運転開始後はNUVVE JAPANがアグリゲーションとO&M(運用・保守)を担当する。
同社が持つ系統用蓄電所開発のノウハウとNUVVE JAPANの蓄電所運用に関する知見を組み合わせることで、蓄電所を開発・保有する事業者に対し初期段階から支援を行う方針だ。
NUVVEは2010年に米国で設立され、2025年3月に日本法人を立ち上げた。2023年には豊田通商および中部電力ミライズとともにV2Gに関する提携内容を拡大し、国内にV2G対応の蓄電池を設置した。自社のプラットフォームと統合し、電力系統への供給制御を実現した。これは2018年に豊田通商および中部電力と実施したV2Gの実証実験での協業に続くものであった。
グローシップとそのグループ会社は、これまでも系統用蓄電所に関するコンサルティング業務やフィンテック分野の事業を手掛けてきた。今回の提携を通じて、両社は蓄電所開発の実績をもとに、他社への支援を強化する方針だ。
今回の両社の提携は、系統用蓄電所に対する需要の高まりを背景としたものであり、関西電力やNTTアノードエナジーが提供する蓄電所向け一括支援サービスの開始に続く動きである。