
(画像:NTTアノードエナジー)
NTTアノードエナジーは4月1日、香川県の「香川観音寺蓄電所」(出力:1.9MW/8.2MWh)と福岡県北九州市の「福岡門司蓄電所」(出力:1.9MW/9.9MWh)の運転を2026年3月に開始したと発表した。両蓄電所では、NTTアノードエナジーが自社でアグリゲーションを担う。これにより、同社が自社で開発および運用する稼働中の系統用蓄電所は10件・計8.5MW/81.4MWhに拡大した。
蓄電システムについては、香川観音寺蓄電所はパワーエックス製を導入し、福岡門司蓄電所は供給元を公表していない。
同社が運転する蓄電所はすべて高圧連系で、2023年に稼働した福岡県香春町の「田川蓄電所」は九州電力および三菱商事と共同開発案件である。今後は2028年度までに、新規開発として高圧11件、特別高圧2件の計13件を計画している。このうち、特別高圧連系の「北海道苫小牧蓄電所」は2028年度の運転開始を予定している。
また、開発にあたっては、国や地方自治体による系統用蓄電所向け補助金も積極的に活用している。これまでに4件が経済産業省の補助金に採択され、さらに3件で東京都の制度を利用している。
このほかNTTアノードエナジーは、蓄電所事業に加え、既設の太陽光発電所に蓄電池を併設する取り組みも進めている。2026年2月には、大分県臼杵市において、同社初となる蓄電池併設案件2件を完了した。