NTTアノードエナジー、福岡県で2MW/8MWh福岡若松蓄電所を運転開始

2025年4月14日
福岡若松蓄電所では、パワーエックス製の蓄電池システム
を採用した(画像:NTTアノードエナジー)

NTTアノードエナジーは4月3日、福岡県北九州市において「福岡若松蓄電所」(1.99MW/8.23MWh)の運転を開始したと発表した。

同蓄電所は、パワーエックス製のコンテナ型大型定置用蓄電池であるMega Power(2.74MWh)を3基設置した。NTTアノードエナジーにとって、パワーエックス製の蓄電池の採用は初めてとなる。また、EPC(設計・調達・建設)は、通信インフラ構築を主力とする西部電気工業が担当。同社にとっては、今回が初の蓄電所事業への参画となり、設計から施工までを手掛けた。

NTTアノードエナジーは同蓄電所のアグリゲーターとしての立場から、卸電力市場、需給調整市場、容量市場における電力取引を行うほか、蓄電所の保守・監視業務をも行う。

同社による系統用蓄電所の開発は今回で2件目となる。2023年には、九州電力および三菱商事との共同事業として、福岡県香春町に「田川蓄電所」(1.4MW/4.2MWh)を建設・稼働している。

さらに、NTTアノードエナジーは経済産業省の2024年度予算「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の採択を受けた3件に加え、東京都の2023年度および2024年度「再エネ導入拡大を見据えた系統用大規模蓄電池導入支援事業」の交付を受けた3件など、全国で複数の系統用蓄電所事業を開発している。

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