
を受けて建設した(画像:Looop)
Looopは4月3日、埼玉県小川町で同社初となる系統用蓄電所「埼玉県比企郡蓄電ステーション」(2MW/7.68MWh)の運転を2025年2月に開始したと発表した。同蓄電所は、Looopが匿名組合を通じて85.1%を合同会社taMELに出資して事業を実施している。
同蓄電所は、東京都の2023年度「系統用大規模蓄電池導入促進事業」に採択され、約3億4,800万円の補助を受けて、2023年10月に着工した。
アグリゲーターはLooopが務め、すでに卸電力市場での取引を行っている。将来的には需給調整市場や容量市場での取引も予定している。エネハブの取材によると、埼玉県比企郡蓄電ステーションのアセットマネジメントは、Looopの完全子会社であるLooop Communityが担当する。
Looopは今後、バリューチェーン全体での事業拡大を見据えている。2023年9月に同蓄電所の開発を発表した際には、「系統用蓄電所のノウハウを蓄積し、開発受託やEPC(設計・調達・建設)、O&M(運用・保守)を請け負うことも検討していく」と述べていた。