
(画像:LehmanSoft Japan)
LehmanSoft Japanは、11月1日に埼玉県秩父市で国内初となる系統用蓄電所「LehmanSoft Japan埼玉蓄電所」(2.0MW/8.1MWh)の運転を開始したと12月16日に発表した。
同蓄電所は、JEPX(日本卸電力取引所)のスポット市場や時間前市場等を活用した裁定取引(アービトラージ)を開始しており、将来的には需給調整市場での取引も予定している。2025年12月22日時点でLehman Softは日本卸電力市場(JEPX)の取引会員になっておらず、市場取引を仲介する事業者についても公表されていないが、運用の最適化は自社で行っているとみられる。
蓄電システムにはCATL製が採用されており、敷地面積は695㎡。同社は、「卸電力市場での運用データをもとに需給調整市場での最適運用モデルを構築し、設備ポートフォリオの拡大を含めた事業成長を目指してまいります」と述べ、将来的には、電力事業者や需要家との連携も視野に入れている。
オーストラリアを拠点とするLehmanSoftは、エネルギー関連事業およびソフトウェア開発などを手掛けており、日本法人であるLehmanSoft Japanは2024年に設立された。現在、福岡県八女郡に系統用蓄電所(約2.0MW/8.1MWh)を開発中で、2026年9月に系統連系を予定している。
同社は、LehmanSoft Japan埼玉蓄電所および福岡県の系統用蓄電所の2案件について売却することを想定しており、ターンキー方式(稼働できる状態で設備を引き渡す方式)での開発および運用サービスを提供するとみられる。