
自社設備での自家消費を予定している(画像出典:KDDI)
11月15日、群馬県とKDDIグループ(KDDI、auエネルギーホールディングス、auリニューアブルエナジー)は、県所有地21ヵ所に合計17.4MWの太陽光発電所を建設するための連携協定を締結したと発表した。
同協定は群馬県が今年5月に公募を行った結果、auリニューアブルエナジーなどが事業予定者として選定されたことを受け、締結された。同協定を通してKDDIグループは、PPAによる県有施設への太陽光発電所の建設と、未利用の県有地を太陽光発電用地として活用する事業を行うとしている。
具体的には、auリニューアブルエナジーが総合スポーツセンター、県立高校15校など合計19施設に太陽光発電設備を合計4.6MW導入し、発電する電力(約7GWh/年)は設備を導入する県有施設で自家消費、余った電力は県庁舎などほかの県有施設で消費される予定である。また、障害者リハビリテーションセンター未利用地、畜産試験場吾妻肉牛繁殖センター跡地の2ヵ所に12.8MW導入予定で、発電する電力(約26GWh/年)は県内をはじめとしたKDDI設備への供給など、できる限り電力の地産地消を目指していくとのこと。PPAによる事業は、2026年3月頃に運転を開始する予定で、未利用地を活用した事業は2026年2月頃に運転を開始する見込みである。