
(画像出典:Jパワー)
10月25日、電源開発(以下:Jパワー)は北海道足寄町にある足寄発電所(水力)の最大出力を40MWから42.3MWに引き上げたことを発表した。これは、同発電所のリパワリング工事による出力増加分をノンファーム型接続することが可能となったことを受けての出力増加である。
同発電所の2号機は2021年2月19日、1号機は2023年3月21日にそれぞれ20MWから21.25MWにリパワリング工事をした後に営業運転を再開している。今回のリパワリング工事による出力増加分はノンファーム型接続のルールが適用になったことを受けて、出力が増加した。
足寄発電所は、1955年10月に運転を開始し、Jパワーが北海道に保有する水力発電所11ヵ所(合計222.77MW)のうちの一つである。
Jパワーは、日本全国で水力発電所を61ヵ所運営しており、総発電容量は8.58GWである。運営する発電所の半数以上は、1950年から1960年代にかけて建設され、老朽化している設備も多いためリパワリングを進めている。