
(画像:Jパワー)
電源開発(以下、「Jパワー」)は12月4日、福島県檜枝岐村の「奥只見発電所」において、3号機の水車ランナを更新したと発表した。
翼形状を最適化した水車ランナの採用により、水車発電機のエネルギー変換効率が向上し、水利使用条件(水車の落差や最大流量)を変更することなく、出力が120MWから126MWへと6MW増加。これに伴い、発電所全体の最大出力も560MWから566MWへ引き上げられた。
同発電所は一般水力発電所としては国内最大規模を誇り、1960年の運転開始時は1~3号機がそれぞれ出力120MWで稼働していた。その後、2003年に200MWの4号機が増設され、現在の4基体制が整えられた。
今回の3号機のリパワリングは、新潟県魚沼市の「末沢発電所」(出力:2.2MW)、岐阜県高山市の「尾上郷発電所」(出力:21.3MW)、高知県北川村の「長山発電所」(出力:38.5MW)に続く取り組みとなる。Jパワーは今後、他の発電機や水力発電所においても、水車ランナや発電機のリパワリング工事を進め、発電効率の向上と水力発電量の増加を図る方針だ。
同社は、揚水発電所7基(合計出力:約5GW)を含む全国61ヵ所の水力発電所を保有しており、その合計出力は8.5GWを超える。また、国内で2番目に大きい福島県只見町の「田子倉発電所」(出力:400MW)や、3番目に大きい静岡県浜松市の「佐久間発電所」(出力:350MW)も運営している。