JR東日本エネルギー開発など5社、福島県で61.1MW「神楽山風力発電所」を運転開始

2025年12月29日
JR東日本エネルギー開発の最大規模案件となる
(画像:JR東日本エネルギー開発)

JR東日本エネルギー開発と出資企業4社は12月19日、福島県いわき市および双葉郡川内村に建設した陸上風力「神楽山風力発電所」(出力:61.1MW)が2025年10月1日に運転を開始したと発表した。

同発電所は出力4.3MWの風力タービン16基で構成され、設備容量の合計は68.8MWとなるが、系統接続制約により出力は61.1MWに制限されている。年間発電量は約165GWhを見込む。また2017年9月にFIT認定を受けており、当時の陸上風力のFIT価格は22円/kWhであった。事業の総開発費は約347億円を想定している。

事業主体はJR東日本エネルギー開発を代表とする、福島発電、磐栄運送、蒲田産業、常磐興産が出資するSPC(特別目的会社)「いわき神楽山復興エナジー」である。出資比率は、福島発電が約4.4%で、そのほかは非公表としている。

神楽山風力発電所は福島県阿武隈高地一帯で大規模な陸上風力開発を進める「福島阿武隈風力発電構想」から個別案件として派生した事業である。同構想は2016年に最大約700MW規模を想定して環境影響評価手続きを開始し、神楽山風力は2021年に手続きを完了している。この構想からはほかにも、「阿武隈風力発電所」(合計出力:147MW)や「かわうち鬼太郎山風力発電所」(出力:40.8MW)「葛尾風力発電所」(出力:15MW)などが事業化され、すでに運転を開始している。

神楽山風力発電所は、JR東日本エネルギー開発が手掛ける稼働中の風力発電所としては最大規模となる。同社は全国で風力発電所の開発を進めており、2025年5月にはいわき市で「いわき三和ウィンドファーム」(出力:33.7MW)の建設に着工した。

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