JERA、千葉・愛知・福島の火力発電所5基・3.3GWを廃止、リプレース計画の進展に伴い

2025年10月4日
計画停止中の設備を正式に廃止した
(画像:JERA)

JERAは9月30日、千葉・愛知・福島の3県にある火力発電設備5基(合計出力:約3.3GW)を廃止したと発表した。いずれも1970〜80年代に運転を開始した老朽設備で、経年劣化により長期計画停止中となっていた。再稼働は困難と判断され、リプレース計画の進展を受けて正式に廃止を決定した。

廃止対象となったのは以下の通り。

  • 姉崎火力発電所5号機(千葉県市原市、600MW、1977年運転開始)
  • 姉崎火力発電所6号機(千葉県市原市、600MW、1979年運転開始)
  • 袖ケ浦火力発電所1号機(千葉県袖ケ浦市、600MW、1974年運転開始)
  • 知多火力発電所5号機(愛知県知多市、854MW、1978年運転開始)
  • 広野火力発電所2号機(福島県広野町、600MW、1980年運転開始)

このうち広野火力発電所2号機は石油、そのほかの4基はLNGを燃料としていた。停止時期は、袖ケ浦1号機は2023年2月、姉崎5・6号機が同年3月、知多5号機と広野2号機が2025年4月からとなっている。

JERAは今回の廃止について、「新設・リプレースの実施状況を踏まえて廃止するもの」であり、電力の安定供給への影響はないとしている。

同社は火力発電の更新を進めており、2020年度以降に累計約7.3GWの新設・リプレースを実施している。直近では、ENEOS Powerおよび九州電力との共同事業として、千葉県市原市の「五井火力発電所」1〜3号機(総出力:2.3GW)を2024年8月から2025年3月にかけて順次運転開始している。

また、知多火力発電所では東邦ガスとの共同事業により、7・8号機(合計出力:約1.32GW)の新設が計画されており、それぞれ2029年10月および2030年1月の運転開始を計画している。さらに、袖ケ浦火力発電所に置いても、総出力約2.6MWのリプレース計画に向け、2032年度以降の稼働を視野に環境影響評価配慮書の提出準備を開始している

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