JERA、LNG火力の袖ケ浦発電所リプレースで環境影響評価手続きを開始、2041年の完成を目指す

2025年11月25日
JERAは千葉県内で5つのLNG火力を稼働させている
(画像:JERA)

JERAは11月4日、2025年6月に計画を発表していた千葉県袖ケ浦市のLNG火力「袖ケ浦火力発電所」(総出力:3.6GW)のリプレース計画について「計画段階環境配慮書」を経済産業省や地方自治体関係者に提出し、環境影響評価手続きを開始した。

同発電所の1〜4号機はいずれも1970年代に運転を開始し、老朽化が進んでいた。配慮書によると、2025年9月に廃止した1号機に加え、現在稼働中の2〜4号機も2027年度〜2032年度に段階的に廃止し、ガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)方式の発電設備を3基(各出力:870MW)新設する予定である。

新1〜3号機は2032年度以降に運転開始する計画で、これにより発電所の総出力は、現状の約3.6GWから約2.6GWに縮小するものの、熱効率約64%のタービンの導入により発電効率の向上が見込まれる。また、将来的には水素やアンモニアへの燃料転換や、二酸化炭素回収・貯留(CCS)システムの後付けによる脱炭素化も視野に入れている。

国内最大の発電事業者であるJERAは、2023年度末時点で合計約55GWの火力発電所を保有していた。現在、老朽化した設備の更新を進めており、2025年9月には、袖ケ浦1号機を含む4ヵ所の発電所で、計5基(合計3.3GW)のLNG・石油火力発電設備の廃止を決定している。さらに、東邦ガスと共同で「知多火力発電所」7・8号機(総出力:1.3GW)の開発を進め、高効率設備への更新に取り組んでいる。

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